開発環境の構築

このページでは,Haskell 開発環境の構築方法と,GHC コンパイラの使い方を説明します.

Haskell Platform のインストール

Haskell の開発環境を構築するには Haskell Platform をインストールするのがおすすめです. Haskell Platform には,デファクトスタンダードのコンパイラである GHC と,ビルドツールである Cabal,Stack が含まれています.

Windows,Mac OS 向けにはインストーラが配布されています. Linux の場合は,コマンドラインを叩くだけでインストールができます. 詳細は公式サイトの手順をお読みください.

GHC の使い方

GHC には,いわゆる普通のコンパイラ以外に,対話環境(REPL)と,スクリプト実行方式のコンパイラ(インタプリタ?)が付属しています.

これら 3 つの使い方を簡単に見ていきましょう.

対話環境 (ghci) の使い方

対話環境 (GHCi) は ghci で起動します.

% ghci
GHCi, version 7.10.3: http://www.haskell.org/ghc/  :? for help
Prelude>

Prelude> は GHCi のプロンプトです. プロンプトに続いて式を入力すると,式を評価できます.(太字は入力した値.)

Prelude> 2 + 3
5
Prelude> "hello"
"hello"
Prelude> [1, 2, 3]
[1,2,3]
Prelude> let str = "hello"
Prelude> length str
5
Prelude> reverse str
"olleh"

:t コマンドを使うと,式の方を調べることができます.

Prelude> :t True
True :: Bool
Prelude> :t reverse
reverse :: [a] -> [a]

GHCi を終了するには,:q と入力します.

Prelude> :q
Leaving GHCi.

GHCi はもっといろんな便利な使い方ができるのですが,それはまた別の記事にしようと思います(そのうち).

コンパイラ (ghc) の使い方

次の Haskell プログラムをコンパイルしてみましょう.

main = putStrLn "hello, world"

このソースコードを hello.hs みたいな名前のファイルに保存してください. ソースコードのコンパイルは,次のように行います.

% ghc hello.hs
[1 of 1] Compiling Main             ( hello.hs, hello.o )
Linking hello ...

生成される実行ファイル名は hello (Windows の場合は hello.exe)です. この実行ファイルを走らせてみます.

% ./hello
hello, world

期待通り,”hello, world” と出力されることが確認できました.

スクリプト実行環境 (runghc) の使い方

コマンド runghc はコンパイルと実行を一気にやってくれるツールです.

% runghc hello.hs
hello, world

スクリプト感覚でさくっと動かすことができて便利ですね.